MAJOR POP REVIEWS
Reviews of British Pop & Rock Artists.
メジャー・ポップ・アルバム・レヴュー

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★ブリティッシュ・ロックの王道です★
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ERIC CLAPTON
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ERIC CLAPTON/461 CEAN BOULEVARD
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★「レイドバック」とは何を意味する言葉なのか?ジャケットのヤシの木?それともレゲエ?多分リラックスした感覚だとぼんやりとは分かるのだが、誰かこの無知な若造に何か教えて下さい。さて本作だがドミノスと同じトム・ダウド(先日急逝、合掌。)プロデュースの本格的なソロ復帰作。そのせいか音はまだ南部〜スワンプ臭さが残っていて、1曲目などは気合の入ったスライドが聴ける。しかしレゲエも吸収するなどリズムニュアンスはかなり多彩、数曲あるブルースの演奏も従来の「迫る」感覚から「流れる」感覚に変わりつつあり、そのリラックスした雰囲気がこのアルバムの醍醐味だと思う。ブラインド・フェイスを思い起こす静かな名曲「LET IT GROW」も忘れがたい。しかし実は一番好きな曲は最後を飾る「MAINLINE FLORIDA」。こんな素晴らしい曲を書いた参加メンバーのジョージ・テリーは只者では無い。彼の情報をご存知の方は教えて下さい!(七院知好)

1974
RSO (Polydor)
2479 118

ERIC CLAPTON/THERE'S ONE IN EVERY CROWD
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★前作「461」で見せたレゲエの傾倒は本物だったようだ。本作は前作とほぼ同じメンバー編成なのだが、一部はジャマイカ音楽のメッカ的存在であるキングストンのダイナミック・サウンド・スタジオで録音。「WE`VE BEEN TOLD(JESUS COMING SOON)」(ブラインド・ウィリー・ジョンソン作)などA面はカヴァー中心の選曲であり、冒頭から4曲連続でレゲエ風のリズムやアレンジが施されている。B面は逆に5曲中4曲がオリジナルで、こちらも穏やかながら今後のソングライティングを予見させるようなナンバーが並んでおり、特にラストの情緒溢れる「OPPOSITES」は彼のロマンティックな部分がよく出ている。他のアルバムと比べても地味な印象が強いが、前作の成功により自信を得たエリックの歌とギターは前作以上に充実している。英国盤付属のインサートには自筆の肖像が描かれており、初回盤には限定のナンバリング(個別番号)がスタンプされていた。(七院知好)

1975
RSO (Polydor)
2479 132

ERIC CLAPTON/E..C. WAS HERE
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★ライブ盤はアーティストの演奏の魅力を堪能できるという意味では歓迎すべきものだが、たまに「なんでこんなの?」と思わせるものもある。契約の枚数合わせや新作までの時間繋ぎ、人気の便乗発売という事情もあるのだろうが。このライブ盤も演奏自体は悪くないが、収録時間の問題とはいえ全部でたった6曲。しかもライブに焦点を絞った集大成的な4枚組CD(「クロスロード2」1996年)に全曲が収録されたので今では存在意義があまり感じられない。にもかかわらず 『461 OCEAN BOULEVARD』と同時期のメンバーによるライブ、ブルースや過去のレパートリーに着目した選曲という点が良いので現在でもカタログに残っている(CDではB-2は別の日の演奏に差し替えられたようだ)。ブルースブレイカーズからの定番A-1、シャッフル・ビートが心地よいB-3なども注目だが、ブラインド・フェイス時代の2曲が嬉しい。「PRESENCE〜」は少々構成が大袈裟だがステージで見れば鳥肌モノだっただろう。「CAN`T〜」はアコースティック・ヴァージョンでこれまた泣ける。(七院知好)

1975
RSO (Polydor)
2394 160

ERIC CLAPTON/SLOWHAND
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★ツヤな(博多弁でええカッコしの意味)「COCAINE」が1曲目、すかさず2曲目で女殺しの定番「WONDERFUL TONIGHT」…そりゃあこの時期のエリックは無敵でしょう。我々が持っていても棚の奥に眠る可能性大の1枚ですが、皆さん3曲目から聴きましょう。ロカビリーを経由したギターリフが軽妙で心地良い「LAY DOWN SALLY」は味のある1曲。更にB面トップ、南部テイストを残しつつもメル・コリンズのサックスと大将のソロが暴れる「THE CORE」などはフリーソウルご用達のクラブで流れていても違和感が無いかも。また洗練されたアルバムのイメージに反して数曲アコースティックなトラックが収録されているのも特徴だ。そしてお得意のブルースからバラードタイプのインストに流れ込み、なんとなく最後まで聴くハメに…さすがは名盤。シャープでクリアなサウンドはプロデューサー、グリン・ジョーンズの功績が大きいのだろう。(七院知好)

1977
RSO (Polydor)
2479 201

ERIC CLAPTON/JUST ONE NIGHT
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★来日公演のライブ盤というだけでも親近感があるのに、元ヘッズ、ハンズ&フィートのアルバート・リー、元グリース・バンドのクリス・ステイントン、レイジー・レイサーというバンドのリズム隊という完全英国布陣というだけで我々にはマストな1枚(2枚?)。ただし全員アメリカ志向のプレイヤーなので音自体にイギリスっぽさはあまりなく、逆に生真面目過ぎる位の手堅い演奏に英国気質を感じるのだが、プレッシャーに弱い大将にとって気心の知れた職人連中とのライブは精神的にも良かったのではなかろうか。アルバート・リーの渋いコーラス、そして持ち歌を1曲(C-2)聴けるのも個人的に嬉しい。アルバムとしてはこの時点までのソロのベスト的な内容であり、クラプトンを崇める観客の注目や緊張感が良い方向に影響し濃密な空間を作り出している。日本が大好きになった大将は以後来日と公演を続け、遂には格闘技観戦で客席にいたりする…(笑)(七院知好)

1980
RSO (Polydor)
RSDX 2 (2658 135)

ERIC CLAPTON/ANOTHER TICKET
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★ツアーでの英国人布陣に可能性を見出した大将は元プロコル・ハルムのゲイリー・ブルッカーをメンバーに加えアルバムを制作。プロデュースは旧知のトム・ダウド。最近は話題に上ることの少ないアルバムだが、なんのなんの、パブロックの範疇で考えるなら出来過ぎの1枚(笑)。発表当時はアルバムタイトル曲のキーボードを前面に出したアレンジが嫌われた(某誌では「少女趣味」とまで書いてあった)ようだが今聴けばそこまで違和感は無い。確かに彼のブルースの信奉は揺るぎの無いものだが、ソロ時代からエリックはR&B的な歌モノも積極的に挑んでいる。むしろブルースのみを手放しで賞賛してバラードになると文句を付ける非常に偏ったファン=日本人の傾向にこそ問題があると思う。話がそれたが、バンドの生み出すファンク・ブルース的なノリにも注目。ジェイムス・コットン・バンド辺りを参考にしたのだろうか、ラストの「RITA MAE」は迫力満点だ。(七院知好)

1981
RSO (Polydor)
RSD 5008

ERIC CLAPTON/BEHIND THE SUN
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★ダック・レーベルからの第2弾。プロデュースは元ジェネシスのハ・・・もといフィル・コリンズ。その80年代的なサウンドは賛否両論だろうが、「70年代の焼き直しでは話にならない」事は当のクラプトン本人が一番分かっていたようだ。歌は非常に力強く、ギターも音色やフレーズを今まで以上に厳選している印象を受ける。ハゲ・・・いやフィルもドラムスを名人ジェフ・ポーカロに託すなどプレイヤーとしての参加は出来るだけ抑えプロデュースに徹しているのだが・・・やはり良いのは"バーバンク・サウンド"の仕掛人テンプルマン&ワーロンカーが手掛けた2曲だったりする。「SOMETHING`S HAPPENING」は、リンジィー・バッキンガムの爽やかなリズムギターが聴き物。そして名曲「FOREVER MAN」!このアルバムの成功で、ソロ復帰後も"我が道を行く"的な印象だったクラプトンは再びメインストリームに返り咲き、新しいファンの支持を獲得する存在になる。(七院知好)

1985
RSO (Polydor)
925 166-1

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