MAJOR POP REVIEWS
Reviews of British Pop & Rock Artists.
メジャー・ポップ・アルバム・レヴュー

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★ブリティッシュ・ロックの王道です★
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FOREIGNER
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FOREIGNER/FOREIGNER (ph: JP)
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★フォリナーの1作目。スプーキー・トゥースのミック・ジョーンズとキング・クリムゾンのイアン・マクドナルドが中心になって結成された英米混合の6人組。スター・アーティストを立てるタイプのバンドではなく、サウンド・プロダクションを重視した堅実で真面目なグループだった。そのため、地味な新人グループという印象が業界に流れたが、本作がいきなり、300万枚のトリプル・プラチナを記録している。それは、とりもなおさず、楽曲の良さとプロダクションの丁寧さ所以だろう。さらに狙いをアメリカのポップ・マーケットに絞ったことが、成功の要因となっている。ミック・ジョーンズの英国的ソングライティング、マクドナルドの心に響くリリカルなアレンジ、ルー・グラムのフリー等に影響をうけたソウルフルな歌唱を核にじっくりつくりあげた珠玉の10曲。捨て曲一切なしのハイクオリティなアルバムだ。(藤崎 登)
1977
Atlantic
K50356
FOREIGNER/DOUBLE VISION (ph: JP)
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★フォリナーの2作目。1作目の『フォリナー(栄光の旅立ち)』がアメリカにおいて300万枚のセールスを記録して驚かされたが、本作はそれをも上回る500万枚をマークした大ベストセラー・アルバム。売上の違いは、そのままサウンドの変化を表しているかのよう。前作の英米折衷的メロディの微妙さがなくなり、完全にアメリカのポップ・マーケットにシフト・インしている。前作にはまだ、ミック・ジョーンズの英国的メロディ、イアン・マクドナルドの叙情性の幻影があったが、本作では、ほとんど感じられない。それゆえ、タイトな曲はよりタイトに、メロウな曲はよりメロウに、恐ろしく明確な方向性を打ち出している。いい意味でそれが成功につながった。同時期に成功を収めたバッド・カンパニーが向かったブリティッシュ・ハード・ロックとサザン・ロックの折衷に近いサウンドだ。(藤崎 登)
1978
Atlantic
K50476
FOREIGNER/HEAD GAMES (ph: JP)
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★79年の3作目。ベースのエド・ガリアルディが、デイヴ・ギルモアやスモール・フェイセズなどのリック・ウイルスに交代。プロデューサーもロイ・トーマス・ベイカーに代わり、サウンド面でも大きく変化した。タイトでヘヴィななリズム陣、ストレートでソウルフルなヴォーカル、パワー・アップした力強い演奏は、前2作を超えたインパクトを持っている。ここに、フォリナーの完成形が誕生したといえるだろう。そして、この後も、ヒットチャートに作品を送り込み、スター街道を進むことになる。しかし、1作目の微妙なニュアンスを有した中庸のダイヤモンドのような魅力はなくなってしまった。フォリナーからオールド・ブリティッシュ・ファンが離れていったのは、この頃からではないだろうか。(藤崎 登)
1979
Atlantic
K50651
FOREIGNER/4 (ph: US)
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★前作から2年のインターバルをもってリリースされた、大ヒット曲「ガール・ライク・ユー」を含むフォリナーの4作目。この間にイアン・マクドナルドとアル・グリーンウッドが抜け、4人組のユニットになっている。サウンド・アレンジやキーボーディストの2人が抜けたため、トム・ドルビーやラリー・ファーストのシンセサイザー奏者やホーン奏者をフィーチャーし、プロデューサーもXTCやシティ・ボーイなどのジョン・ランジを起用。タイトでヘヴィななリズム、ストレートでソウルフルなヴォーカルといったフォリナーの個性を一歩進めた装飾の多い重厚でメリハリの効いたサウンドに変化している。これが如実に表れたのが「ガール・ライク・ユー」や「ブレーク・イット・アップ」などのアレンジだろう。常に斬新を追求するミック・ジョーンズの姿勢が生んだ新生フォリナーの誕生である。(藤崎 登)
1981
Atlantic
K50796
FOREIGNER/AGENT PROVOCATEUR (ph: JP)
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★81年の『4』から3年半の歳月をかけて発表されたフォリナーの5作目。前作からサウンドの装飾が多くなったけれども、本作でも当初、イエスなどのトレヴァー・ホーンをプロデューサーに起用し、さらにドラマティックにメリハリの効いた重厚なサウンドを目指した。しかし、ホーンの起用は失敗に終わり、最終的にはデュラン・デュランのアレックス・サドキンに交代。サウンドの傾向は前作以上に重厚、もはや、デビュー当時のフォリナーの面影はなく、完全にアメリカに根ざしたハード・ポップ・バンドに成熟している。シングル・ヒットした「アイ・ウォナ・ノウ」などのバラードやA1のハード・ポップをはじめ、ミック・ジョーンズのソングライティングとルー・グラムのヴォーカルも吹っ切れた感じで気持ちがいい。新機軸のキンクス風のリフを持つヘヴィなA5やツェッペリン風のB5なども興味深い。(藤崎 登)
1984
Atlantic
781999-1
FOREIGNER/INSIDE INFORMATION (ph: JP)
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★前作『プロヴォカトゥール』から3年を経て発表された6作目。その間、中心人物のミック・ジョーンズがヴァン・ヘイレンなどのプロデューサーやソングライターとして活動。ルー・グラムもソロ・アルバムを発表するなどして、プレスからはグループの存続が危ぶまれた。しかし、このアルバムはそれらの疑念を払拭するのに十分なパワーを持った作品に仕上がっている。『4』や『プロヴォカトゥール』ではオーバー・プロデュース的な音づくりだったけれども、本作はミック・ジョーンズが自らプロデュース。サウンドもシンプルでストレートな往年のフォリナー・サウンドに回帰している。彼らが織り成すタイトでヘヴィなロックンロールと美しいソウルフルなバラードは、結成から10年を経てもその輝きは失われていない。力作だ。(藤崎 登)
1987
Atlantic
WX143-781-808-1
LOU GRAMM/READY OR NOT (ph: JP)
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★フォリナーのヴォーカリストのファースト・ソロ・アルバム。ミック・ジョーンズとイアン・マクドナルドによって結成されたフォリナーであったが、3作目以降あたりからルー・グラムの存在感が大きくなり、中心人物のようになっている。その自信から制作したのがこのアルバムだ。フォリナーの5作目『プロヴォカトゥール』発表後の作品。プロデュースはサーチャーズやロバート・プラントのパット・モーランを起用、ギターにニルス・ロフグレン、ドラムスにはオノ・ヨーコなどのベン・グラムという一流スタッフを揃えてのプロダクション。パワフルでソウルフルなヴォーカルは変わらないけれども、サウンド・テイストは、フォリナーに比べて、ストレート、ファンキー、エネルギッシュにパワー・アップしている。(藤崎 登)
1987
Atlantic
7-81728-1(USA)

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